Interview

構想、図面、配慮。
3つの「丁寧」を大切にしています。

製造部設計課
T.I.

仕事内容

設備、治具、部品の3つの分野の設計を担当。

充填機などの設備の構造や動作などの設計(設備設計)、お客さまの製品の製造工程において、加工を補助する器具の設計(治具設計)、オーダーメイドの機械部品単体の設計(部品設計)と、3つの分野の設計を担当しています。
充填機は、瓶・缶などの容器に液体などを一定量投入する機械のことで、ある重さになったら次へ進み、止まるなどの動きをします。お客さまからご要望を聞いて、構造はどうするか、部品や柱をどう置くかなど、一から考えて設計しています。何メートルもある大きな充填機もあります。
設計という仕事を選んだのは、「動くものをつくりたい」という思いがあったからです。物理学が好きで、それを活かせる道として選びました。図面は、CADソフトで作成していますが、設計プランは手描きで描くこともあります。

やりがい

ただ改善するだけでなく、お客さまの予算内で実現すること。

自分がつくったものが、お客さまの困りごとの解消や改善の役に立った時にやりがいを感じます。わかりやすい例で言うと、これまで手作業で注入していた液体を、充填機を導入することで自動化でき、お客さまの負担が減少します。ただ改善するだけでなく、お客さまの予算内で実現することも大切です。
打合せ時や図面上で、お客さまにアイデアを提案することがありますが、そのアイデアに「いいですね」とご満足していただけた時も、うれしいですね。
また、機械を設計する際に、作業時の姿勢を楽にしたり、工程数を減らすなどの工夫もしています。その結果、作業者の効率アップにつながった時もよかったと思います。

大切にしていること

3つの「丁寧」を大切にしています。

3つの「丁寧」です。1つめの「構想の丁寧さ」は、仕様に漏れがないか十分確認することです。前提条件に抜けや誤りがないかなどをチェックします。長期間にわたる仕事なので、後でわかると訂正が難しいことがあるからです。
2つめの「図面の丁寧さ」は、図面の見やすさや、細かい部分の描き込みです。図面は、A3サイズの紙に出力するので、細かく描き込んであると、小さすぎて見えないところが出てきます。拡大図を貼り付けるなどの対応をします。
3つめの「配慮の丁寧さ」は、組立作業中の安全性や、加工のしやすさなどを配慮した設計です。ねじを締める時、邪魔になるものがないように配置することなどです。

ある日のスケジュール

8:00 課のミーティング
8:30 メールチェック
9:00 設計
12:00 昼休み
13:00 客先で打合せ
15:30 帰社後、打ち合わせ内容をもとに構想
17:00 日報を記入し終了

休日の過ごし方

ギターの練習や飼っている猫の相手をしていることが多いですね。
ギターは、社会人になってから始めました。新しい奏法など覚えることが限りなくあり、成長を感じられて楽しいですね。猫は、3匹。遊んだり、昼寝をしたり、撮影してSNSにあげたりして楽しんでいます。

※各社員の職務内容は、取材時点のものです。